【マルチで学ぶ】ゲームにおける自由参加の権利を守るべきか? l アデの半可通日記


【マルチで学ぶ】ゲームにおける自由参加の権利を守るべきか?

DQH2の発売も近づいており、マルチプレイという環境がにぎやかになりそうな今日この頃。今回から、マルチにおける平等をテーマにちょっと書き進めていこうかなと思います。民法の知識を多少使ってはいますが、たまに間違って使うときもあるかもしれないので、その辺りはご了承を。(当方民法の試験科目がある資格は取っています+理系ながら現在も独学で学習中)

ちなみに、ゲームによる事象の置き換えになっているので、現実とはちょっとズレが生じる可能性もあありますが、この辺りも併せてご理解のほどよろしくお願いします。

今回のテーマは、オンラインゲームではよくあるコンテンツにおける参加する権利は自由なのか? というもの。ドラクエ10をテーマにこんなテーマを考えてきました!

ドラクエ10には、コンテンツに参加するにあたって特に権限というのは定まっていません。しかし一部コンテンツにはコインという一定のGを支払って参加するコンテンツや、あまりにも難しいコンテンツには、経験者のみ求むなんていう募集もあります。そんなコンテンツの制限に対して疑問を持ったA君は、なんでコンテンツに参加資格なんてのがあるんだろうか?参加資格なんて必要ないんじゃないだろうか?と考えたのでした。果たして本当に参加資格なんてものは必要ないんでしょうか?


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参加資格がなかったらと考えてみよう

あるコンテンツがとんでもなく難しいコンテンツだった場合を考えていきましょう。難しいコンテンツというのはクリアするのもそこそこの知識が必要であり、そういった知識がないとクリアが出来ない、あるいは損をしてしまう恐れがあるのです。FF14でいうところの予習まではいかないにしろ、ある程度の立ち回りの確認は必要と考えたときに、この立ち回りの押し付けは、自由に遊ぶという権利を侵害してしまうものなのか?というのが今回の論点です。

どっちでもええだろという声も聞こえてきますが、確かにどっちでもええことなんですが、そもそも実際の民法なども元々はどっちでもいいことだったものが多いです。ただしっかりと定めておかないと、むやみやたらに裁判が起きたり、結果がその裁判官によって変わってしまったりなど、ややこしくなってしまうんですよね。現実にネットでも 2chで揉めてたりしてます 。ネットって刑法以外は割と無法地帯なことも多いので、揉めることなんて日常茶飯事なのです。(法に書いてあれば、行動も慎重になる。抑止力の役割もある。)

コンテンツの参加は契約のようなもの

人と人の約束事なんかは債権・債務と呼んだりするのですが、このコンテンツ参加というのは、一種の契約のような関係にあると考えることが出来ます。まず目的が「クリアする」という目的があること。そのために、コンテンツ参加者がクリアのために協力してプレイする義務 を互いに持ったことに同意して、PTを組むというのが解釈と考えることができます。ということでクリアできるように尽力する代わりにPTを組んであげるよってのが、一般的ないわゆる野良PT(オートマッチングはまた別) になるのです。

もし資格条件がなかったら・・・

もしこういった資格条件がなかったらどうなるのか?これがいわゆる完全オートマッチング形式ですね。完全オートマッチングをやっている方なら分かるでしょう、変な人が参加したり極端に上手い人が集まったりなど、いわゆるカオス状態を味わうことが出来ます。(FFでは晒されたりもするので、オートマッチングといえど上記のPTとほぼ一緒)

さてここで問題になるのが、時間もないしサクッとクリアしたい!という希望があるD君が、オートマッチングに行ったらどうなるのか?ということです。一発でクリアできる可能性も十分にあり得ましょうが、もしかしたらまったくクリアが出来ず1日はまるなんてことがもしかしたらあるかもしれませんよね。もっと言えば、このD君が、普通のPTなら問題なくクリアできる腕を十分に持ち合わせていた場合、D君にとっては時間的損害を負うと考えることが出来ます。

そうしたときにD君が取るべき手段が、いわゆる野良または身内のPTとなるわけです。ここでもし野良において参加資格を定めたり、戦略を少しでも強要したらBANになる、という世界を考えてみましょう。当然条件がなければ、明らかにレベルが足りてない人や、どう考えても無理だろうみたいな人も、PTに加わる可能性があると考えることが出来ます。

※もちろんBANになるは極端かもしれませんが、裁量あり(必ずしもBANにならず、余地がある 簡単にいえばグレーゾーン) とか言われても、まずやらないでしょう。現にDQ10のYotube投稿とか、いまだに善悪はっきりしてないくらいです。

話を戻します。これじゃ大問題ですよね。だってこれじゃ オートマッチングと何も変わらないだけでなく、PTを集める時間も勿体ないので、オートマッチングの方が良くなってしまう なんていう状況が起こってしまうわけですから。

そういう状態になったらどうなるのか?言うまでもなく誰も野良PTなど組もうとせず、オートマッチングでひたすら潜ってクリアできるまで頑張るか、身内同士でサクッとまわしてしまうの2択になってしまうわけなのです。この場合はだいたい慈愛団体が出てきますがw

これじゃ廃人有利じゃん!

イエス!!もし参加資格がなかったら、ライト層はコンテンツをクリアする機会が減ってしまい、廃人だけでコンテンツを回すゲーム上流層正義の世界が出来上がってしまうのです。これじゃ平等とは言えないですよね。誰にでもコンテンツをクリアする権利ってのはあるはずなのに、誰もPTを組もうとしてくれなかったら、クリア出来るチャンスはどんどん減ってしまうんですよね。

事実ドラクエ10の初期時はこの傾向がありました。天魔強などは、とてもじゃないけど常人のPTじゃ相手にもならず、一部の廃人と呼ばれる層が回し、オーブという収益を得ていたのです。まあ、上位層が攻略法などを広めたことで、敷居が下がって独占ということはなくなりましたがね。

結論

この条件は廃人が口うるさく言う条件なんだと思い込んでいる人が多いのですが、実は参加資格を設けることは、多くのユーザーが安心してPTを組むことが出来るための、目安を表しているものなんです。もし募集条件禁止令!なんて出したら、一部の慈愛深き団体による募集しか存在しなくなって、本来守るべき存在であるユーザーの利益を害してしまう恐れがあるのです。

民法でも似たようなことがあります。例えばコンビニで弁当を買ったとしましょう。でもその弁当には食品衛生法に違反するような、危ないものが入っていた!こんな時にコンビニが、 善意 (混入を知らなかった) 無過失 (ミスがなかった) だったから責任は取りませんなんて言われたら、コンビニで買うの怖いでしょ。同時に売る方も商売にならないので困っちゃいますよね。だから過失の有無は問わず解除や場合によっては損害賠償 (細かく言うと失った積極的損害) を問うのが妥当とされているのです。

以上のことから結論を言えば、募集条件がなかったらゲームをクリアすることが困難になる可能性が高い、それによって一定の水準以下のPTを組むことが出来ないようなユーザーが不利益を被る恐れがある、ということになるので、募集条件は必要なものなのだと自分は考えております。

次回は物々交換について見ていきましょう!


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